桃山学院大学 藤井ゼミと2023年度の授業の一環として、IKONIHとのおもちゃ開発を実施しました。
経営学部 経営学科
担当教員:藤井暢人 先生

当社よりIKONIHについての説明を行い、学生より商品に対する2回のプレゼンを実施、イベントなどでテストマーケティングも実施してもらいました。
次年度は引き続き、商品化に向けた授業を実施予定です。
丸紅木材は、2023年度に桃山学院大学の学生と産学連携プロジェクトを実施し、国産材を活用した木製おもちゃの共同開発に取り組みました。
この取り組みは、「社会とつながる学び」を重視する同大学の地域連携型授業の一環として行われ、学生たちは実際のモノづくりに携わりながら、国産材の魅力とその活用意義について理解を深めました。
【プロジェクトの活動に対する動画はこちら】
■ 学生との協働でうまれた“あたらしい視点”の木製おもちゃ
本プロジェクトでは、当社の木製玩具ブランド「IKONIH(アイコニー)」を題材に、学生が新しいおもちゃのアイデアを考案。
子どもたちが楽しく遊びながら学べる仕掛けや、使いやすさ・デザイン性にも配慮した商品開発に取り組みました。
企業では生まれにくい、若い感性と自由な発想が加わることで、これまでにない視点のプロダクトが誕生しています。
2024年夏には、その時考案した玩具を商品化しました。
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■ 国産材を活用するということ―未来を支える「学び」として
私たちがこの産学連携に取り組む理由のひとつに、国産材の活用意義を次世代に伝えたいという思いがあります。
森林資源の循環利用や林業の課題、国産木材を使うことが地域や環境にどう貢献するのか――そういったテーマについて、学生たちと一緒に考え、対話し、共に学ぶ時間を持ちました。
ただ製品をつくるのではなく、背景にある社会課題にも向き合うモノづくりが、このプロジェクトの大きな特徴です。
■ 学びと実践がつながる場づくりをこれからも
今後も丸紅木材は、木材のプロフェッショナルとして、次世代とともに国産材の価値を再発見する場をつくっていきます。
学生たちとの協働を通じて、“木を使うことの意味”を伝え、持続可能な社会に向けた活動を広げていきます。
IKONIHは国産檜を贅沢に使用した木のおもちゃ・家具ブランドです。
商業的に価値が無いとされ、使用されることが無い未利用材や、加工時において発生する端材を活用することで、国産木材を余すことなく使いきることが可能です。
日本の森林は、適切に伐採し活用、そして新たに苗を植えて育てるサイクルを回すことで、健康な森林を保つことができるだけでなく、地球温暖化対策にも貢献することができSDGsや脱炭素社会に適応した製品づくりをしています。
健康な森林と日本の豊かな資源を未来の子どもたちへ残したいと考え、私たちは活動しています。